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国慶節閲兵式用閲兵車の歴史的変化(写真)
発信時間: 2009-09-07 | チャイナネット

今年の10月1日、中国は北京で新中国成立60周年記念日の閲兵式を盛大裏に行うことになっており、閲兵式は一時期人々の間で話題となっている。重要な閲兵行事は一般には閲兵式と分列行進に分けられている。閲兵式は、トップが閲兵式指揮官の同伴のもとで、整列した軍隊を観閲することである。人民解放軍の閲兵史において、トップによる閲兵は騎馬、歩行、車上からの閲兵という歴史的推移を経てきた。

歩きながら閲兵する

1931年11月7日に江西省の瑞金で行われた人民の軍隊の初めての閲兵式の際、毛沢東と朱徳は馬に乗って労農赤軍部隊を観閲した。1944年11月延安で行われた八路軍南下支隊の閲兵式の際、毛沢東、朱徳らの中国共産党中央の指導者たちは歩きながら部隊を観閲した。

戦利品としての車に乗って閲兵する

アメリカ製のジープに乗って閲兵する毛沢東

 

1949年3月、中国共産党中央は北平(今の北京)に移り、西苑空港で盛大な閲兵式を行い、毛沢東は北平に来る際に使ったアメリカ製のジープに乗って軍隊を観閲することにし、すばらしい車に取替えることによって人民の軍隊の最高統帥者の威風を示すことを提言する人もいたが、毛沢東は自分の見解を堅持し、「自分たちの軍隊がろ獲した戦利品の車に乗って英雄的な軍隊を観閲するほうがずっとすばらしいではないか」と語った。そのため、毛沢東はアメリカ製のジープに乗って西苑で閲兵した。その閲兵式は新中国開国式典の閲兵式の基礎となった。

1950年10月1日にアメリカ製の乗用車に乗って閲兵する朱徳

 

新中国成立以後13回行われた成立記念日の閲兵式において、毛沢東らの中国共産党と政府の指導者たちは天安門の城楼の上で人民解放軍の陸・海・空軍部隊を観閲した。朱徳元人民解放軍総司令官、彭徳懐、林彪元国防部長は前後して閲兵式総司令官として、車に乗って整列した部隊を観閲した。新中国成立の初期においては、中国は自動車を製造することができなかったため、朱徳と彭徳懐は前後してアメリカ製の乗用車、旧ソ連製の乗用車に乗って閲兵した。

 

国産の乗用車に乗って閲兵する

一日も早く国産の自動車を擁するようにと、1953年7月に吉林省の長春市で第一自動車製造工場の定礎式が行われた。1956年、最初の「解放」マーク自動車が生産され、この年の国慶節閲兵式の際には国産の自動車に乗って閲兵した。

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