2007年、都市部1200万の雇用チャンスの創出を目指す
中央テレビ記者の当面の政府の就業状況及び就職政策に関するインタビューに答えた際、田成平部長は次のように述べた。
中国は人口が多いので、中国政府は従来からずっと就業問題を重視している。特に近年、中央政府は積極的な就職政策を打ち出しており、国民経済が急速な発展を遂げていることとあいまって、雇用チャンスの創出のための基盤を打ち固めている。たとえば、2006年、中国のGDP成長率は10.7%となり、全国の都市部には1184万人の雇用チャンスを創出し、史上最高を記録した。
しかし、当面の状況についての分析に基づくと、向こう数年間における中国の就職プレッシャーは依然として大きく、就職情勢が相変わらず厳しいと見ている。その理由は次の3つにある。
まず、企業の改革の深化につれて、一時帰休者及び失業者の数も絶えず増え続けている。二、都市部においては、職を求める人たちの数が増大しつつある。たとえば、今年の大卒は495万人に達し、ここ数年間で最高となった。三、著しい数の農村部の労働者も都市部に移転している。こうした原因で、今年、中国は就職問題の解決にさらに力を入れなければならない。現在、中国政府は次ぎの5つの面から努めている。
一、 就職促進に役立つ経済発展戦略を実施し、経済の発展によって就職を促す。
二、 引き続き積極的な就職政策を打ち出し、財政政策、税務政策及び金融政策など就職を促す政策を実施する。
三、 就職の市場メカニズムを完備させる。
四、 職を求めているさまざまな労働者に対するトレーニングを実施し、彼らの能力を強める。
五、 就職者に対する公共サービスを提供し、職業紹介、企業と就業者との交流などの面で力を入れる。
今年新たに増える就職者は2400人に達すると見られている。以上の措置の実施によって、今年、政府は都市部の900万人以上の新規雇用チャンスの創出を目標としており、また、一部の労働者が定年退職して空けた職位が加えられると、今年中に1200万人の就職問題が解決されることになる。
|