潘基文・次期国連事務総長は26日、地元韓国メディアの取材に対し、「国連改革は断行せざるを得ないが、世界各地には、国連が面に立って解決することを早急に必要としている、さまざまな地域紛争がある。スーダンのダルフール問題、レバノン問題、イラン核問題、イスラエルとパレスチナの衝突といった地域紛争は、国連が解決する必要のある最重要問題だ」と指摘した。
また、朝鮮半島の核問題を話し合う6カ国協議について、「各国が引き続き忍耐を保ち、約束を遵守し、話し合いによる解決を目指すことを希望する」と述べた。
潘氏は同日、韓国の盧武鉉大統領、韓明淑首相とそれぞれ会談。盧大統領との会談では、アフリカ各国を始めとする発展途上国との経済協力の強化、国連レバノン暫定駐留軍への派兵決定などで、韓国への称賛の意を表した。
「人民網日本語版」2006年12月27日