外交部の定例会見で21日、劉建超報道官が国内外の記者の質問に答えた。
――ヒル国務次官補と金桂冠外務次官が19日に北京で会談した。21日には朝鮮と韓国の6カ国協議首席代表が北京で会談し、6カ国協議と朝鮮半島の核問題について意見交換した。これらの会談の内容は把握しているか。会談についてコメントは。
中国側はヒル次官補、金次官の双方と会談し、米朝会談のいくつかの状況について説明も受けた。朝韓会談の状況については、まだ関係方面から報告を得ていない。
6カ国協議と朝鮮半島非核化のプロセスは、すでに誰の目にも明らかな積極的な進展を得ている。中国を含む関係各国はこのためにいずれも多大な努力を払ってきた。協議プロセスは現在いくつかの困難に面しているが、各国はなお義務を履行し、前進を続ける政治的意欲を掲げ、有益な意思疎通と協調を保ち続けている。中国側は引き続き関係各国および国際社会と共に努力し、これまでの各合意を全面的にバランス良く実行に移し、6カ国協議と朝鮮半島非核化のプロセスの前進をたゆまず促し、共同声明の定める各目標を一歩一歩実現するために、建設的な役割を発揮していく考えだ。
19日の会見で、中国・朝鮮・韓国が開催する経済・エネルギー協力作業部会に関する会議について質問があったが、わたしが把握している状況をここで紹介しておきたい。中国・朝鮮・韓国の3者は話し合いの結果、21日に北京で調整会議を開き、6カ国協議の枠組で中国と韓国が朝鮮に相応の経済・エネルギー支援を行う件について討議を深めることで一致した。中国からは陳乃清・外交部朝鮮半島問題大使が外交部・商務部職員の代表団を率いて出席する。
「人民網日本語版」2008年2月22日 |