毎年、春に開催される全人代と全国政協会議(両大会)は、中国の政治にとってとても重要である。今年の両大会は、中国共産党第17回全国代表大会が提出した発展目標や、5年一度の改選が人々の注目を呼んでいる。そしてもう一つ期待されているのが、北京で8月に開催される五輪に関する情報だ。

シカゴ・トリビューン北京支社の欧逸文社長は、北京五輪の年に開かれる両大会は特に重要で、どのように五輪を円満に開催するかなど、両大会で提出される決定や措置に関心を持っていると話す。

上海『文匯報』の馬申副編集長も、｢五輪に関する情報は、今年の両大会の報道の重点｣と語る。

五輪に関係する、卓球の世界チャンピオンを獲得した鄧亜萍氏や、陸上男子110メートルハードルで五輪チャンピオンに輝いた劉翔氏、女子テニスの晏紫氏などもメディアの関心の的だ。

胡錦涛主席は1月、中国共産党中央政治局会議を主宰し、五輪とパラリンピックの準備作業を行った。

今年の両大会は、五輪の円満な開催のための措置や、建言の討論により力が入れられるだろうとアナリストは見ている。

｢チャイナネット｣2008年2月27日