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ダライラマグループとそのいわゆる「チベットの人権」
発信時間: 2008-04-28 | チャイナネット

 

 

二、古いチベットの政教合一制度下のチベットの人権

 

人権は社会経済の発展、文明の進歩と関係があるばかりか、階級性をもつものでもある。古いチベットでは政教合一の封建的な農奴制度の支配のもとで、すべての人に人権がないわけでなく、人権のある一部の人の数が非常に少ないだけであった。その時、人口の5%を占める非宗教的貴族、上層の僧侶と官吏たちはたいへんその体制下の「人権」に満足し、彼らは贅沢三昧でみだらであったばかりでなく、権勢をかさに着ていばり散らし、人口の95%を占める農民・牧畜民の死活を決める権力を握っていた。

チベット族の文字、漢族の文字による史料がこれらのことをたくさん記載しているばかりでなく、チベットに行ったことのある外国人さえも古いチベットの人権状況の極端な劣悪さを感じ取っていた。ベルというイギリス人は『13世ダライラマの伝記』の中で、「黄色の帽子をかぶった僧侶としてのラマ僧、黒い頭の非宗教徒の俗人たちの支配者」としての13世ダライラマは「名実ともの独裁者であり、……彼はヒトラーとムッソリーニに勝るとも劣らない。彼は彼ら(ヒトラーとムッソリーニ)のように弁舌の才にたけてはいなかったが、それよりも無限のラジオ放送(たとえラジオ放送という設備があっても)を利用して地位を保つことはできないが、彼は弁舌の才あるいはラジオ放送よりずっとひどいものがあり、彼は現生と来世の中で賞罰を行い」、お前たちを来世にブタまたは人間に転生させ、高官またはラマの高僧に生まれ変わらせることができるからである、と述べている。エドモン・カンドラ氏はその『ラサの真相』という著書の中で、「ラマ僧は皇帝の父のようであり、農民は彼らの奴隷である。……少しも疑いなく、ラマ僧は精神恐怖の手段を採用して彼らの影響を保ち、その権力を自分たちの手中に握り続けた」と述べている。チャールズ・ベル氏は『チベット誌』の中で、「チベットは今なお封建時代にあり、その貴族は大きな権力を握り、大きな勢力を持ち、貴族と僧侶が共に政府の重要な部署につき、その財産の巨大さも寺院に勝るものである。貴族は小作農に対し、封建官吏の権力を行使することができ、……役畜を没収し、罰金を課し、こん棒による刑を施行し、短期拘禁を行い、及びその他のすべての処罰をいつでも行うことができる」と述べている。デビッド・マクドナルド氏はその『チベットの写真』の中で、古いチベットの刑罰は非常に残酷で、「その最も普通の刑法の中では、すべての死罪に処せられたものは、皮袋にくるまれて川に投げ込まれ、それが水死して沈むのを待ち、……それがすでに死んだことが分かれば、その死体を皮袋から取り出して解体し、その四肢と躯体を川に投げ込み、川面に浮いたまま流れてしまう……」と書いている。フランスのチベット学学者のアレクサンダー・ダビ・ニール女史は彼女の『生まれ変わった新中国に直面している古いチベット』の中で、古いチベットでは、あらゆる農民はすべて一生借金を背負う農奴であり、彼らはまた過酷で雑多な税金と重い役務に苦しめられ、「人間のすべての自由を完全に失っていた」と述べている。ツォイビコフ氏は『聖地チベットにおける仏教の信者たち』の中で、「強大な僧侶勢力はすべてを管理しているが、しかし僧侶の地位も高低の違いがあり、天国と地獄のような異なる暮らしをしている。たとえ寺院の中でも、普通の僧侶もいつでも刑罰、ひいては死刑に直面している」と書いている。人々は上述のことからダライラマグループが描き出した「シャングリラ」の未来図を見抜くことができるではないか?古いチベットは明らかに農奴主たちの天国、農奴たちの地獄であった。

 

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