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「ASEAN+3原子力安全フォーラム」が開幕
発信時間: 2008-06-17 | チャイナネット
  第1回「ASEAN+3原子力安全フォーラム」が16日、タイの首都バンコクで開幕した。ASEAN10カ国と中国、日本、韓国の政府関係者と研究者が、原子力の安全をめぐる地域協力について、2日間の日程で話し合う。

  開幕式でタイのノバドン外相は「原油価格の高騰は世界各国、特に発展途上国のエネルギー安全保障を脅かしている。東南アジア諸国を含む多くの国々はいずれも、再生可能なクリーンエネルギーの開発に尽力している。原子力もその1つだ」と指摘。「中日韓は原子力の平和開発・利用分野で進んだノウハウと技術を持つ。ASEAN10カ国はこうしたノウハウと技術に高い関心を持ち、また必要としている」と述べた。ASEANではすでに、タイ、ベトナム、インドネシアが具体的な原発建設計画を立てている。

  中国国家核安全局の王中堂副局長は「中国は原子力開発で20年余りの経験がある。中国は『核の安全には国境がない』と信じ、自国の経験をASEAN諸国と分かち合うことを強く願っている。このフォーラムを協力の起点としたい」と述べた。 

  「人民網日本語版」2008年6月17日
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