ホーム>>経済>>業種動態
中国内陸部最初の原子力発電所、7月着工へ
発信時間: 2008-03-05 | チャイナネット

中国湖北省咸寧大畈原子力発電プロジェクトの前段階の作業が積極的に展開されており、7月1日に着工が予定されている。

湖北省咸寧大畈原子力発電プロジェクト完成イメージ図

 

中国広東原子力発電グループと湖北省人民政府は4日、北京で湖北省原子力発電プロジェクトに関する協力合意書に調印した。双方は様々な措置を講じて、湖北省咸寧大畈原子力発電プロジェクトの前段階の作業を積極的に展開しており、7月1日に着工が予定されている。

中国広東原子力発電グループの責任者は4日、同グループは、国外から導入した100万kW級の原子力発電ユニットを基礎に、数多くの重要な技術革新を経て、中国原子力発電技術の独自ブランドであるCPR1000を開発したと話す。そして原子力発電の発展を速めるために同グループは、全国的な範囲で新たな原子力発電所建設地の選定や、原子力発電新プロジェクトの開発に取り組んでいるという。

最新の統計データによると、2008年2月末現在、中国にはすでに秦山原子力発電所第1期、大亜湾原子力発電所、嶺澳原子力発電所第1期、秦山原子力発電所第2期、秦山原子力発電所第3期、田湾原子力発電所の6つの原子力発電所があり、合わせて11基の原子力発電ユニットが稼動している。そしてそれらの原子力発電の総容量は907万キロワットである。

中でも中国広東原子力発電グループが出資している原子力発電ユニットは4基で、発電容量は394.8万キロワット。これは全国の原子力発電ユニット総容量の43.5%を占める。

国家原子力発電中長期発展計画では、2020年に中国の原子力発電総容量は4000万キロワットに達し、建設中の原子力プロジェクトは1800万キロワットになるとしている。

現在、嶺澳原子力発電所第2期、秦山原子力発電所第2期の拡張プロジェクト、紅河沿原子力発電所、寧徳原子力発電所の計12基の原子力発電ユニットが、すでに国の許可を得て着工しており、発電容量は1224万キロワット。そのうち中国広東原子力発電グループが独資、株式参加して建設している原子力発電所は10基、発電容量は1094万キロワットで、全建設中原子力発電ユニットの発電容量の89.3%を占めている。

「チャイナネット」2008年3月5日

 

  関連記事

· 中国、原子力発電ユニットは11基 総容量907万kwに

· 今後10年 中米が建設する原発は世界で半分に

· 2007年末現在、中国の原子力発電設備容量が885万キロワットに

· 三峡水力発電所、出力が世界トップに

· 8つのバイオ発電所が稼動中

  同コラムの最新記事

· 中国式ファーストフード「東方既白」が北京進出

· 人民元レートが上昇加速、1~2月上昇率は2.8%

· 中国平安の資金調達計画、回答者の97%が「反対」

· 三峡ダムプロジェクト、今年貯水位が172~175mへ

· 中国製ギフトの世界市場シェアが60%以上に