海峡両岸観光交流協会の邵琪偉会長は5日、大陸部住民の第一陣となる台湾観光交流代表団を率いて、中国国民党の呉伯雄主席と面会した。呉主席は会談で、海峡両岸(大陸部と台湾)の週末チャーター便と大陸部住民の台湾観光が実現したことについて、両岸の互恵・ウィンウィンを促す具体的な措置であり、平和的な発展を進める重要な一歩だとし、次のように続けた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
5月28日に行われた国民党・共産党指導者の会談で、胡錦濤総書記が週末チャーター便と大陸部住民の台湾観光をいち早く実現することを表明。この目標が現在、ほんの短期間で現実のものとなった。大陸部の各方面がこれらの実現に向け、大きな努力を払ったことに感服してやまない。
週末チャーター便と台湾観光の実現により、海峡両岸の交流はさらに大きな一歩を踏み出した。経済だけに限らず、より多くの接触を通じて、両岸の人々がお互いに理解を深め合うことがより重要だ。大陸部の住民が台湾に旅行に訪れることで、両岸の人々には同じ血縁と文化が流れていることを肌で感じることができる。これは、誰にも断ち切ることができない事実だ。
「人民網日本語版」2008年7月6日 |