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会談の様子 |
胡錦涛国家主席は26日、韓国の韓昇洙首相とソウルで会談した。
胡主席は両国政府が両国関係の発展を推進する上で重点的に取り組むべき当面の課題として次の4点を挙げた。
(1)政治面では意思疎通、相互理解、相互信頼を強化する。両国政府各当局間の対話・協力制度を十分に活用する。特に近く始動する外交戦略対話制度が統合調整、計画誘導の働きを一層発揮することを希望する。
(2)経済貿易面では協力を深め、相互利益とウィンウィンを実現する。通信・金融・物流・環境保護など重点分野での互恵協力を強化すること、万博の開催で交流と協力を強化することを希望する。
(3)人と文化の面では交流を拡大し、両国民間の友好感情を深める。2010年の中国の上海万博と2012年の韓国の麗水万博の契機を活かし、中国訪問年と韓国訪問年をしっかりと計画・組織し、引き続き青少年交流活動を成功させていくことを希望する。
(4)国際・地域問題では協調を強化し、両国共通の利益を守る。引き続き6カ国協議を積極的に推進し、朝鮮半島および北東アジアの平和と安定を守り、地域協力および重大な国際・地域問題における協調と協力を強化することを希望する。
韓首相は両国関係に関する胡主席の主張に賛同。「韓中のハイレベル往来は両国関係の発展にとって極めて重要だ。双方がこの流れを継続することを希望する。現在の世界的不況の下で双方が協調を強化し、経済貿易協力を深めることを希望する。韓中の文化交流には長い歴史がある。双方が人的交流を加速し、両国民間の相互理解を深めることを希望する。中国は北東アジアの平和と安定、6カ国協議の推進において指導的な役割を果たした。双方が当地域および国連など国際問題における協力を引き続き強化することを希望する」と表明した。
「人民網日本語版」2008年8月27日