北京五輪開幕前に、米国、エジプト、スーダン、韓国、インドは次々に在中大使館の拡張を行った。世界各国は、対中外交のたゆまぬ強化と拡大をどんどん重視するようになっているのだ。
中でも最大の規模を誇るのが米国の新大使館。著名な中国系米国人建築士、貝聿銘氏の息子2人が設計し、4ヘクタールの敷地に約4億3400万ドルを投じ、4年半かけて完成した。米国の在外公館では、在イラク大使館に次ぐ世界2位の規模だ。米国政府は北京に26の機構を持ち、22カ所に1100人余りの職員が勤務している。新大使館の完成で1000人余りの職員が初めて同じ施設に勤務することになった。
米国だけでなく、エジプトも大使館を拡張した。ムハンマド・アラム大使は「旧大使館には、ビザを扱う事務室は約10平方メートルの1部屋しかなかったが、拡張後は約4倍の面積になり、私たち大使館の事務効率を大幅に高め、ビザの申請に来る中国の友人にも便利になった」と語った。
エジプトと同様、スーダン大使館の規模も昔の比ではない。スーダン大使館広報課によると、旧大使館のメインビル、大使官邸、ビジネスセンターは1階または2階建てだったが、新大使館メインビル内の事務室やホールは非常に広く、特にビジネスセンターの面積は4倍になり、大使館の処理能力が飛躍的に向上したという。
「人民網日本語版」 2008年08月28日 |