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新たな歴史的起点に立つ農村の改革と発展
発信時間: 2008-10-14 | チャイナネット

■農業の基礎を固め、農民に実益

中国の農村改革の出発点は、常に農民の願いと創造性を尊重し、農民の物質的利益を保障し、農民の民主権利を尊重し、農業の基礎を不断に固め、農民に実益をもたらすことにある。これを最も雄弁に物語るのが統計だ。中国の穀物総生産量は改革前の1978年の6000億斤余り(1斤=500グラム)から2007年には1兆30億斤に増加した。30年間で60%以上の増産だ。衣食に事欠く農民の数は、改革開放前の2億5000万人から2007年には1479万人にまで減少した。

近年来、改革開放の力強い推進、制度建設・革新の重視、農村改革の全面的な深化によって、農業と農村経済に喜ばしい変化が生じ、農村総合改革は新たな一歩を踏み出している。

県・郷の財政管理制度改革も着実に進められている。農村をカバーする公共財政制度の確立をめぐり、県・郷財政管理制度改革は財政力と権限の整合原則に基づき、省以下の財政制度の調整と改善を進めている。農村税制改革と農村総合改革の順調な推進を確保するため、中央財政は地方交付金の増額を続けている。2000年から2007年までに、中央予算は農村税制改革と農村総合改革に計3000億元余りを拠出した。

郷・鎮機構、農村義務教育、県・郷財政管理制度改革を柱とする農村総合改革は、これまでの段階で重要な成果を収めている。機構改革の試行郷・鎮も拡大している。5年間は機構を肥大化させないとの中央の規定に基づき、各地は入念に組織を構成し、綿密に計画を立てている。2007年6月末の時点で、機構改革の試行郷・鎮数は全体の40.5%にあたる1万4049に達している。

雲南省雲竜県共産党委員会の徐会良書記は「農村総合改革は、制度面から農業の基礎を固め、農業の発展と農民の増収を効果的に促進した」と感慨深げに語る。

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