中国の胡錦涛国家主席は22日午後0時35分、アジア太平洋経済協力機構（APEC）第16回非公式首脳会議に出席するため、ペルー国防省会議センターに到着した。ペルーのガルシア大統領が同センター前の広場で胡主席を出迎えた。

中国外交部の担当者は会議前、今回の首脳会議で成果が期待される分野として次の5つを挙げた。

（1）世界の経済・金融の情勢や食糧安全などの重大問題について突っ込んだ協議を行い、世界経済の安定的発展を推進する。

（2）多角貿易体制の健全な発展を支援するAPECの決意と希望を表明し、WTOドーハラウンドができるだけ早く成果を上げることを推進する。

（3）地域経済の一体化のプロセスを加速し、貿易・投資の自由化と簡便化をさらに推進し、ボゴール目標の期限どおりの実現を進める。

（4）経済・技術の協力を深め、各メンバーの能力建設を強化し、メンバー間の発展レベルの差を縮小する。

（5）APEC自身の改革を進め、地域協力におけるAPECの地位と影響力を固める。中国側は、上記の目標を実現するために各メンバーとともに努力する構えだ。

「人民網日本語版」2008年11月23日