改革開放後の30年間で、政府機構の大きな調整が6回行われた。(1)1982年の、幹部の若返りを図り、経済管理部門を大量に廃止・合併するとともに、条件の成熟した単位を経済実体組織に改編した政府機構改革(2)1988年の、政府機能の転換を柱とし、「三定」の実施を重点とした政府機構改革(3)1993年の、社会主義市場経済の基本枠組の構築を加速するため、政府と企業の分離を柱とした政府機構改革(4)1998年の、中央政府の人員と機構の半減を目標とした調整(5)2003年の、機能区分の明確化を目標とした改革(6)2008年の、大部制改革とマクロ調整の整備を主要目標とした調整――だ。
1982年以降、5年毎に組織の簡素化と人員削減の改革が行われてきた。この変革が政府体制改革の重要な内容を構成してきたと言えよう。1992年以前は「石をさぐりながら河を渡る」ようなものだったが、その後、市場経済の実施の確定により改革の全体的な構想も確定。2003年の第16期中央委員会第3回全体会議に至って、市場経済体制に関する非常に明確な発展構想と枠組、政府体制改革に関する非常に明確な構想が示された。すでに船に乗って河を渡る段階にあると言えよう。
「人民網日本語版」2008年11月25日 |