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中国・EU首脳会議開催のためフランスは環境整備を
発信時間: 2008-11-28 | チャイナネット

外交部の定例会見で27日、秦剛報道官が記者の質問に答えた。

――中国側は本日(27日)、中国・EU首脳会議の延期と、これについてのコメントを発表した。首脳会議の開催はいつまで延期する予定か。フランスがどのような条件を満たせば、中国は会議を再開するのか。

第11回中国・EU首脳会議の開催時期は、EU議長国のフランスがいつ適切な措置を講じ、会議に必要な良好な環境と雰囲気を創出するかにかかっている。EUとの包括的戦略パートナーシップの発展に尽力するとの中国側の決意と政策に変更はない。私たちはEU側と共に努力し、中国・EU関係の健全で安定した発展をさらに守り、促進していきたいと考えている。

中国・EU間には広範な共通利益がある。中国・EU関係の強化と発展は双方にプラスであり、世界にとってもプラスだ。とりわけ現在の情勢においては、中国とEUは世界的な金融危機への対応、食糧・エネルギー安全保障、気候変動といったグローバルな試練の面で協力を強化する必要がある。中国側は一貫して中国・EU関係を高度に重視しており、引き続き相互尊重と平等互恵の原則を基礎に、EU側と共に努力し、各分野の対話・交流・協力の踏み込んだ発展をさらに維持し、促進していきたいと考えている。

わたしが強調しなければならないのは、西蔵(チベット)関連の問題は中国の主権と領土保全に関わり、中国の核心的利益に触れるということだ。中国政府と中国人民は、ダライ(ダライ・ラマ14世)がいかなる名目であれ世界で中国分裂活動に従事すること、外国の指導者がいかなる形式であれダライと接触を持つことに断固反対している。この立場は明確で、一貫した、断固たるものだ。中国の核心的利益に触れる問題、中国の主権と領土保全の原則に触れる問題のいずれにおいても、中国は必要な反応を示してきた。

長年来、双方の共同努力の下、中仏関係は中国と先進国との関係において常に前列を歩んできた。私たちはフランスが両国関係の大局を重視し、約束を恪守し、中国の利益と懸念を重視し、尊重し、これに積極的に対応して、中国・EU関係、中仏関係の長期的で健全な安定した発展の維持と促進のために積極的、建設的な役割を発揮することを望む。

「人民網日本語版」2008年11月28日

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