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中仏関係の難局解決のためフランス側に適切な努力を望む
発信時間: 2008-12-05 | チャイナネット
 外交部の定例会見で4日、劉建超報道官が記者の質問に答えた。

 ――フランスのサルコジ大統領が今週ダライ・ラマ(14世)と面会するが、これは中仏関係にどのような影響をもたらすと考えるか。

 中国側は、EU議長国であるフランスの指導者がダライ・ラマとの面会に固執していることに対する厳正な立場を、すでに何度も明確に表明している。フランス側は中国側の立場を非常に明瞭に理解している。ここで重ねて言明する。フランス側は中国側の立場と懸念を重視し、中国・EU首脳会議の対話再開のために必要な雰囲気と環境を創出し、適切な措置を講じて、中仏関係の改善と中国・EU関係の発展に向けて努力を払うべきだ。中仏関係が進展し得るか否かはフランス側の選択にかかっている。

 フランスの指導者のダライとの面会への固執は、無数の中国人民に強い不満を引き起こした。中仏関係は重要な2国間関係であり、中国は一貫して戦略的高度と長期的角度から中仏関係を扱い、処理してきた。フランス側が中国大衆の正義の呼び声を重視し、現在の難局を解決するために適切な努力を払うことを望む。私たちはまた、現在の中仏関係を冷静、理性的に扱うことを中国の大衆に望む。

 中仏の経済貿易協力の問題に関しても、私たちは何度も、中国は中仏の経済貿易協力を高度に重視しており、これは互恵を基盤に構築されるものであることを強調してきた。中仏関係の長期的な発展に影響が及び両国人民の利益が損なわれることのなきよう、フランス側が中仏の各分野における協力に良好な環境を創出することを望む。

 「人民網日本語版」2008年12月5日
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