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米学者:中国のイメージはなぜ内外で違うのか(後半)
発信時間: 2009-02-20 | チャイナネット

4.中米双方は互いに尊重すべき

効果のある政治的交流には誠意と率直さが必要である。率直は時には、それほど喜ばしいことでないかもしれないが、ある意味で双方が誠意を持って共通点を見つけることは、建設的に話し合いがまとまる対話を繰り広げる最もよい方法である。

ほとんどの中国人は「アメリカが中国をおさえつけようとしている。中国が大国として台頭する歴史的復興を阻止しようとしている」と思い込み、「アメリカは中国に対する包囲を強化するために力を入れており、西側の文化の伝播を通じて中国に影響を及ぼし、中国の独立と主権を破壊する意図がある」と見なしている。

しかし、多数のアメリカ人は「中国はあくまでも強くて、『搖り動かすことのできない』ライバルであり、恐ろしい挑戦者であり、台頭しつつあるスーパーパワーである。中国の意図はそれほど明らかでなく、脅威が潜んでいると感じている。すべての国々は自国の利益のために努力しているが、中国は自らの利益のためにあらゆる手を尽くし、国際的秩序を破壊してもかまわないと考えている」と見ている。

中国政府は「われわれの政策は人々に福祉をもたらすものである」と堅持している。中国政府にとっては、すべての合法的政府がそうするべきだということである。13億の人口をもつ中国にとって、安定は人々の心からの願いとなっている。中国政府は「一体化のグローバル経済の中で、中国の安定と発展は世界の安定と発展にとっては非常に重要である」と見ている。

私個人の考えでは、中米両国は互いに相手の思考様式を尊重すべきである。中国の人々にとっては、中国に対するアメリカ人の見方を知るべきだ。アメリカ人にとっても、「安定は改革を続け、経済成長を保つ中国にとって最も重要な要素である」ということを受け入れるべきだ。中米両国はそれぞれの歴史や文化を持ち、いずれも多数の人口を擁しているので、異なった発展の道を選び、より多くの時間をかけて自らの民主を確立することも納得できるであろう。大国である中国が、責任のある大国として復興するのは、世界にとっては役立つものであり、有益かつ無害であるとアメリカ人が知るべきだ。

「チャイナネット」2009年2月20日

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