温家宝総理が招集する国務院常務会議は18日、「『政府活動報告』重点事業の実施における機関分担に関する意見」と「全国森林防火中長期発展計画」を審議し、大筋認可した。新華社が18日、伝えた。
会議は「第11期全国人民代表大会(全人代)第2回会議で『政府活動報告』が審議・承認されてから、『報告』で打ち出された各任務の実施が、国務院とその所属機関にとって重要な職責となった。このため国務院は重点事業の機関分担に関する意見をとりまとめ、今年の政府活動の各主要任務を分割し、先頭に立つべき機関、責任を負うべき機関を明確にした」と指摘。「今年の政府活動を成就するには、世界金融危機への対策と、安定した比較的速い経済成長の促進を主軸とし、全体計画と各方面への配慮を両立し、重点を際立たせ、経済成長の促進に向けたパッケージ・プランを全面的に実施しなければならない。危機対応の各取組みを迅速に、しっかりと、確実に押さえ、効果を引き出さなければならない。時機を誤ってはならない」と強調した。
また、国内外の経済情勢について議論し、「世界金融危機はなお拡大・深刻化を続けており、わが国の一部地域・業種には安定・回復の兆しが見られるが、依然大きな問題と困難を抱えている。監視・早期警戒システムの構築を強化し、緊密に情勢を追跡・分析し、速やかに問題を発見し、果断に措置を講じ、安定した比較的速い経済成長を促進して、今年の国民経済・社会発展の所期目標の達成に努めなければならない」との認識で一致した。
「人民網日本語版」2009年3月19日 |