温家宝総理（中共中央政治局常務委員）はこのほど山東省を視察し、「現在わが国は世界金融危機に対処する要の時期にある。経済状況は全体として落ち着き、好転へ向かっているが、なお基礎は堅固でなく、多くの不確定要素がある。いささかも気を緩めてはならない。いささかも揺るぐことなく積極財政と適度な金融緩和政策を堅持し、安定した比較的速い経済成長の維持を引き続き当面の最重要経済課題とし、経済成長と構造調整、技術革新、省エネ、環境保護、都市部と農村部の統合的計画、地区間の協調、改革開放などとの関係を正しく処理しなければならない」と強調した。

温家宝総理は27潤ｵ28日、猛暑の中をおして、済南市、シ博市、濱州市を訪れ、繊維、自動車、鉄鋼、医療機器の9社に足を運び、生産・経営状況を把握。自信を固めて難関を突破するよう各社を激励した。温総理は今月、4週連続で週末を各地の視察に割いている。

「人民網日本語版」2009年6月30日