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米国の2人の中国系長官が中国で「エコ対話」を展開
発信時間: 2009-07-17 | チャイナネット

 

中国国務委員の劉延東氏は北京人民大会堂で15日、米国エネルギー長官のスティーブン・チュー(朱棣文)氏と、商務長官のゲーリー・ロック(駱家輝)氏の一行と会見し、全国政治協商副主席で科学技術部の万鋼長官なども出席した。(写真の左から2人目がスティーブン・チュー長官、左端がゲーリー・ロック長官)

米国は中国と手を携えて対応

14日夜に中国に到着したスティーブン・チュー長官とゲーリー・ロック長官は、17日まで中国に滞在する。2人の中国系の長官が中国を訪問するのは米国史上初めて。今回の訪中の主な目的はエネルギー外交で、気候変化の対応やエネルギー協力の強化をめぐって中国と「エコ対話」を展開する。

15日午後、ロック長官は北京経済技術開発区を視察、チュー長官は清華大学で講演を行った。両長官のスケジュールは環境保護や気候変化の問題と関係があり、両氏はこの日、米国は中国と手を携えて共に気候変化に対応し、新エネルギーの領域で協力を強化することを願っていると発言した。

中米商会と米中貿易全国委員会が開催した昼食会に参加したロック長官は講演で、「米国企業は中国に再生可能エネルギーの技術を譲り、中国の温室効果ガスの排出量を減少させる。私たちはクリーンエネルギーの領域で米国企業に権限を授け、多くの先端の環境保護技術を中国に援助する必要があり、中国に駐在する米国企業の援助を促進したい。クリーンエネルギーは将来的にも米国や世界の経済発展を推進し、数百万の就職の機会を提供する」と述べた。

様々な施設の視察

16日午前に両氏は、北京昌平区北七家鎮の建設科学技術総合モデル項目「未来の家」の「米国の家」のモデルハウスを見学。「米国の家」は米国建築の高効率、環境保護、省エネなどの持続可能な発展をコンセプトに設計されたもので、中国建築の省エネ面でモデルにもなっている。

その後、ロック長官は朝陽区望京地区のスーパー・ウォルマートでクリーンエネルギー施設を見学した。ウォルマートは中国環境保護部と協力して、中国初のスーパーマーケット・グリーン環境保護の基準を作り、先進的な省エネによる暖房や通風システムを採用し、省エネの冷蔵庫なども取り入れている。

チュー長官の17日の予定は、午前に河北省廊坊市にある新奥集団の見学、午後は天津大学の訪問だ。新奥集団はクリーンエネルギーの生産と応用の企業で、1989年に設立された。報道によると新奥集団は米国のエネルギー部との協力や研究について協議しているという。

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