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毛主席の遺体を拝すため各地から来て長蛇の列をなす人々 |
毛桃芝氏とその家族は毎年の慣例で、9月9日になると韶山の毛沢東広場を訪れ、毛沢東主席の銅像に花を手向け、深く3度お辞儀をする。今年の9月9日は、新中国の創始者・毛沢東主席の33回忌にあたる。平日と比べ、銅像の下にはことのほか多くの花が供えられ、人波で溢れかえっていたが、あまり大きな喧騒はなく、静かな視線やすすり泣きが、厳かな雰囲気を醸し出していた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
遠く離れた首都・北京の毛主席記念堂には同日、2万人を超える人々が拝顔に訪れた。朝7時半にはすでに、全国各地から来た拝顔者が記念堂の前に長蛇の列をなしていた。
新中国成立から60年、改革開放から30年を過ぎてもなお、毛沢東主席は無数の中国人に励ましと知恵と勇気を与え、中国人一人一人に世々代々の影響を与えている。
幼少時より韶山冲の旧毛沢東邸のそばで育った毛桃芝氏は「わたしたちは毎年この日、毛主席に食事を供えます。今日もそうです。毛主席なしに新中国はなく、今日のわたしたちの生活もない。わたしたち韶山の住民は、このことを深く心に刻んでいます」と述べた。
中共中央文献研究室第一編研部の唐洲雁主任は記者の取材に対し「毛主席は古い中国を徹底的に変えた。今日の中国人は一人一人が毛主席の遺産を享受しているのです」と述べた。
「人民網日本語版」2009年9月10日