ドイツを公式訪問中の習近平国家副主席は12日、メルケル首相と会談した。
習副主席は「現在、中独関係は新たな発展のチャンスを前にしている。世界金融危機の衝撃の下、中国とドイツは世界の重要な経済大国として、国際・地域問題に重要な影響力を持つ国として、共に試練に直面し、また、共に責任を担っている」と指摘。「中国政府はドイツとの関係を非常に重視しており、新政権と共に努力し、両国関係の持続的で安定した健全な発展を促したいと考えている」と述べ、両国関係の当面の発展について、次の5点を提言した。
(1)緊密な交流を維持し、政治的相互信頼を深める。
(2)経済貿易協力を深め、協力して危機に対処する。
(3)気候変動、新エネルギー、環境保護分野の協力を一層強化する。
(4)文化・教育・報道・観光・青年・地方分野の交流・協力を強化し、人々の心に両国の友好をより浸透させる。
(5)国際協力を強化し、世界の平和と発展を促進する。
会談前に、習副主席はエネルギーと情報技術に関する江沢民氏の著書2冊の英語版をメルケル首相に贈るとともに、江沢民氏からの挨拶を伝えた。
メルケル首相は、世界経済の回復にプラスの役割を果たしたとして、中国の経済発展と昨年以来の内需刺激策の成果を高く評価した。
「人民網日本語版」2009年10月13日