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プーチン首相 ロ中協力は世界の安定を維持する最も重要な礎
発信時間: 2009-10-14 | チャイナネット

 

中国を公式訪問中のロシア連邦政府のプーチン首相は13日、在中国ロシア大使館でメディアの取材に応じ、中ロ関係や国際関係、多国間関係、中ロ間の経済貿易提携、エネルギー協力などの問題について記者の質問に答えた。

中ロ関係60年の発展過程について

――中華人民共和国成立60周年は、中国および中国の人たちにとって重要な歴史的出来事だ。非常に長い歴史の中国から言えば、60年はとても短い。偉大な中国や偉大な中華民族に言及するたびに、私たちはこの国の数千年にも及ぶ悠久の歴史や独特な文化に気がつく。中華文明は世界で最も重要な文明の一つである。

この長い歴史の中で中国は複雑な変化を経験し、様々な試練を乗り越えてきた。60年前の新中国成立は、中華民族にとって非常に重要な意義があり、中華民族は自国の発展にふさわしい道を見つけた。この60年にも中国は様々な試練を受けたが、発展の道は変わっていない。特に近年では中国は世界でもまれにみる速さで発展している。

人文分野での両国の交流や協力について

――私自身は人文分野での両国の交流や協力を非常に重視している。人文分野での協力は、ロ中関係、双方の経済や政治分野での協力にとって不可欠な基礎だ。人文分野での協力を基盤にしてこそ、両国は最も重要な相互信頼を構築することができる。

互いにその国の年を設けるなど、両国が共催したイベントは600項目以上に上る。そして富や官職を問わず一般の人たちがこうしたイベントに参加することができ、お互いの理解や信頼を高めた。

国際協力や多国間協力について

――ロシアと中国は国連安保理の常任理事国として多くの作業を実施し、世界の安定や安全のために共同で力を尽くしている。今、世界には多くの問題があり、それを解決するためのプラットフォームも多い。そのその一例がAPEC(アジア太平洋経済協力)だ。

また今では新しく効果のあるG20が構成された。これは世界の主要な経済大国をカバーしている比較的よいメカニズムである。もちろんロ中が共同で設立した上海協力機構もあり、もともと国境問題を解決するために発足した上海協力機構は、成立以来、運営は順調で、最初の目標や課題が着実に実行されている。上海協力機構は最初の範囲を超え、全面的で国際的な地位が高く尊重される機構になっており、多くの国が参加の意欲を示している。

今の世界は、安全でバランスが取れ、予測可能な世界とは言えず、経済、政治、環境保護など各方面での挑戦に直面している。ロ中協力は世界の安定を維持する最も重要な礎の一つであり、敏感な世界的な問題の解決や、世界の平和と発展維持のために重要な役割を果たしているが、これは空論でなく、ロシアと中国はともに平和的な外交政策を実行し、重要な国際的な問題で調和し一致している。

環境保護などの重要な問題は、ロ中両国の協力や一致がなければ、解決しえないとロシアは十分に認識し、中国との協力を非常に大切にしている。最近の国際上の両国の協力にはとても満足している。

ロ中間のエネルギー協力について

――ロシア経済は開放的で、ある西側の国よりさらに開放されていると言っていいだろう。エネルギー分野でロシアは今までの優位を生かし、原子力技術の大国として開放的な態度を保っている。

また国外で原子力発電所を建築するだけでなく、原子力発電の潜在力を他国と分かち合うことを期待している。ロシアと中国の原子力分野での協力は非常に積極的で、原子力発電所「田湾」はその一つだ。

石油と天然ガスの分野では、上下流での採掘やインフラ整備、中国への石油輸出など各方面に及び、石炭分野では中国への石炭供給や供給量の速い増加を望んでいる。

中国は石炭加工で先進的な設備や技術を擁する。天然ガスについては今、両国が協力の内容を検討している最中で、すばらしい結果が出ると私は信じている。最も重要なことは、双方は協力強化のニーズと能力があることだ。そのうえ両国経済はとても強い補完性を持っていることから、こうした協力は今後、数十年は続くだろう。

「チャイナネット」 2009年10月14日

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