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プーチン総理が12日から中国を訪問
発信時間: 2009-10-12 | チャイナネット

 

ロシアのプーチン首相は中国国務院の温家宝総理の招きで12日から14日の日程で中国を公式訪問し、温家宝総理と「第14回中ロ首相定期会談」を開催することにしている。

今年は中ロ国交樹立60周年、中国での「ロシア語年」であり、中ロの戦略協力パートナーシップの新たなスタートの年でもある。今回のプーチン首相の訪中は、全面的かつ迅速に発展する中ロ関係の良好な勢いに新たな力を注ぐものと考えられている。

中ロ戦略的協力パートナーシップをさらに強化

在ロシア中国大使館の李輝大使は「今回のプーチン首相の中国訪問は、両国の首脳がすでに達成した協議を着実なものにし、中ロの戦略的協力パートナーシップの更なる強化に重要な意義がある」と話す。中国滞在中にプーチン首相は胡錦涛国家主席や呉邦国・全人大常務委員会委員長、国務院の温家宝総理とそれぞれ会見することになっており、中ロの戦略的協力パートナーシップの発展の推進や両国実務協力の深化、国際金融危機への共同での対応、国の経済や社会の発展の促進、地域の注目されている問題の解決、世界や地域の平和や安定の共同促進など、双方の会談内容は非常に幅広い。

また中国との「弾道ミサイルと商用艦載ロケットの発射の通達協議」の署名や、中ロ国交樹立60周年の祝賀大会、中国の「ロシア語年」の閉幕式に出席しあいさつすることになっている。

両国企業による多項目の取り決め

西側の報道によると、ロシアのジューコフ副総理は、今回のプーチン首相の中国訪問中に中ロ両国の企業は55億ドル以上の取り決めに署名すると明らかにし、「相互貿易でルーブルと人民元の使用率向上が引き続き検討の重点である。またロシアとしては将来的に商用航空機や原子力発電設備を中国に輸出し、機械の輸出貿易を促進することを望んでいる」と語っている。

またガスプロムのアレクセイ・ミレル社長は、プーチン首相の訪中期間に中国石油天然ガスグループとエネルギーの取り決めに調印し、この合意は中ロのエネルギー戦略協力にとって重要な補足になり、今後、中国への天然ガスの輸出が大幅に増加するだろうと述べている。

上海協力機構第8回首相会議に出席

また14日には北京で行われる「上海協力機構第8回首相会議」に出席し、上海協力機構の加盟国やオブザーバー、客員参加国が6月にエカテリンブルクサミットで達成した共通認識を実行に移し、次の段階の作業の優先方向や重点を計画し手配する。

各国の首相たちは共同声明を発表し、財務など機構の内部事務についていくつかの決議を批准し、税関部門の協力協議書の調印式に出席。その他にも加盟国の政府高官や企業の代表が参加する上海協力機構が組織した工商フォーラムで、金融危機への対策、実業家委員会や銀行連合体の役割の強化、中小企業の地域的な経済協力の促進をめぐって各方面で検討を行うことにしている。

「チャイナネット」 2009年10月12日

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