中ロ(旧ソ連)国交樹立60周年と「中ソ科学技術協力協定」締結55周年を記念する、「中ロ(旧ソ連)科学技術協力の過去、現在、未来」がテーマのフォーラムが15日、北京で行われた。「科技日報」が16日に伝えた。
科学部の万鋼・部長は挨拶の中で、中ロ両国の人々と科学技術者がこの60年間に築いてきた深い友情と、両国の科学技術協力発展の過程を振り返り、以下のように述べた。
科学技術と経済が空白だった中華人民共和国成立の初期、ソ連は対中援助として156プロジェクトを展開し、新中国初となる科学技術発展長期計画の制定と実施をサポートし、技術、設備、資料、人材育成、資金面で、新中国に対して無私の援助を提供した。
中ロ両国の政治的相互信頼はますます強まっている。特に中ロ戦略協力パートナー関係の確立は、中ロ科学技術協力に大きな発展の余地を与えた。長年の発展の末、中ロ科学技術協力の主体は絶えず開拓され、協力分野も拡大し、形式は新しくなり、成果ははっきりと現れるようになった。また、各方面・ルート・方位において構造が少しずつ形成されてきた。科学技術は中ロ関係において、相互補完性が強く、発展の潜在力が強い協力分野となった。
今後は、若い科学技術者が中ロ科学技術協力に参加するのを奨励し、平等互恵の原則のもと、中ロ科学技術協力関係のよりよくより早い発展を推し進め、両国人民の幸せのために貢献していきたい。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月16日