「センサーネットワーク標準作業チーム設立大会および『感知中国』サミットフォーラム」が11日、北京で開かれた。工業情報化部の公式サイトが14日伝えた。
センサーネットワークは「モノのインターネット」とも呼ばれ、コンピュータ、インターネット、モバイル通信ネットに続く情報産業の波とされる。中国はこのセンサーネットワークの発展を高度に重視し、「国家中長期科学・技術発展計画(06-20年)」と重大特定項目「次世代ブロードバンドモバイル無線通信ネットワーク」の中にいずれもセンサーネットワークを重点研究分野として盛り込んだ。国内の研究機関と企業・事業単位はこれに関する技術研究に積極的に取り組み、長年の努力の末、数多くの核心技術を掌握し、国際標準制定における重要な発言権を持ったほか、センサーネットワークである程度の産業基盤を確立し、電力・交通・セキュリティなどの分野での応用で効果があらわれてきている。
技術の要となる標準は中国のセンサーネットワーク産業の発展にとって非常に重要となる。中国のセンサーネットワークの標準体系はすでに初歩的な枠組みが形成され、国際標準化機構(ISO)に提出した数多くの標準提案が採用され、センサーネットワークの標準化は大きく進展した。国家標準化管理委員会の承認を経て、全国情報技術標準化技術委員会はセンサーネットワーク標準作業チームを発足。標準作業チームのメンバーには中国科学院や中国移動通信集団公司(チャイナモバイル)などセンサーネットワークの技術研究と応用を手がける国内の機関が集結し、標準制定作業を積極的に展開、国際標準化の活動に深く参与し、標準化を通じて産業発展のための確たる技術基盤の確立を目指す。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年9月15日