ルーマニア公式訪問中の習近平国家副主席は20日、ボック首相と首相官邸で会談した。
習副主席は「60年前の10月5日、ルーマニアは新中国と国交を樹立した世界3番目の国となり、以来、両国人民は肩を並べて60年の月日を歩み、両国関係は60年間が1日のように、変わらず安定して発展してきた。ルーマニアの歴代政権は台湾、チベット、新疆ウイグルといった中国の核心的利益に関わる問題において、一貫して中国政府の立場を尊重し、支持してきた。中国側はこれを高く称賛する。現在、両国関係は史上最良の時期にある。未来を見渡すと、両国関係の発展には大きな将来性がある」と述べた。
ボック首相は「中華人民共和国建国60周年と両国の国交樹立60周年にあたり、習副主席がルーマニアを訪問したことは、両国関係にとって力強い推進力となる」と表明。両国の経済貿易協力の拡大、特に電力・インフラ整備面で中国資本の投資拡大を求めた。また、習副主席の訪問中に調印された、経済、金融、科学技術、農業、文化分野の協力文書を高く評価し、両国関係の包括的な発展を力強く促すものとの考えを示した。
会談後両氏は経済、金融、科学技術、文化分野の2国間協力文書の調印式に出席した。
「人民網日本語版」2009年10月21日