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長沙市政府の常務会議、各メディアで生中継
発信時間: 2009-11-02 | チャイナネット

 

10月31日午前9時、ハンドルネーム「水君怡」さんは、他の大勢のネット利用者と共に、湖南省長沙市政府の第25回常務会議をネットで傍聴した。今回の会議は、市民代表が傍聴に招待されただけでなく、テレビ、ラジオ、ネットでも生中継された。

同日午前9時前には、章学輝さん、任海強さんなど、市民代表20人が市政府会議室に到着。張剣飛市長(市共産党委員会副書記)は会議開始前、「いつも通りに会議をすること。わざとらしい事や、意図的なパフォーマンスはしないように」と出席者に指示した。

会議では、傍聴の市民や取材の記者にも、市長ら政府出席者の手元にあるものと同じ資料が渡され、都市緑化における「グリーンライン(各類緑地範囲の境界線)」の管理方法、都市管理局が先頭に立って進める渋滞解消事業、都市の色彩計画・管理の厳格化といった、市民生活に関わる3つの議題が討論された。関係当局による活動報告の後、各区・県の担当者、担当副市長が発言し、最後に張市長が総括を行った。関係当局の担当者が事前に活動報告時の原稿を用意していた他は、他の出席者はみなその場で即興で発言していた。

市民代表は会議での発言はできないが、書面で提案を行うことはできる。市民代表の章さんは傍聴後、「政府はこの3つの議題の政策決定過程で、いずれも市民生活を中心に据えていた」と述べた。同じく任さんは「こうした形で市民の心の声を政府に届け、また、政府の政策決定過程を市民が理解することの必要性は大きい」と述べた。

長沙市政府が、各メディアを通じて常務会議を生中継し、政府の政策決定を理解する機会を市民に与えたことは、社会各界の注目を呼んだ。会議をネット上で独占生中継した同市ニュースサイト「星辰オンライン」の潘顕宏編集長によると、生中継時、同サイトはネット利用者の熱気に覆い尽くされ、ピーク時には1万5000人以上が視聴、11月1日午後5時半までに延べ297万ヒットを記録したという。

「人民網日本語版」2009年11月2日

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