オバマ米大統領は16日、上海科学技術館で中国の青年たちを前に講演を行った。講演での印象的な言葉を紹介する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
■「わたしの中国語はみなさんの英語にとても及ばない」
「わたしが最も楽しみにしているのは、質問に答えることだ。会場の学生たちからの質問だけでなく、インターネットを通じても質問が寄せられている。これらは会場の学生や、ハンツマン大使が代りに読み上げる。大変申し訳ないことに、わたしの中国語はみなさんの英語にとても及ばない。だが、みなさんとの対話を楽しみにしている」--。
■「米中両国民はともにバスケットボールを愛している。姚明はその例だ」
「両国には200近くの姉妹都市があり、米中の科学者は多くの新しい研究・発見分野で協力を行っている。そして両国民はともにバスケットボールを愛している。姚明はその例だ。上海シャークスのゲームを今回の訪問で観戦できないことに、わたしは少しがっかりしている」--。
■「中国は数億人の人々を貧困から脱却させた。これは人類史上前例のない業績だ」
「中国は数億人の人々を貧困から脱却させた。これは人類史上前例のない業績だ。そして中国はグローバルな問題でもさらに大きな役割を発揮している。米国も自国の経済が成長するのを目の当たりにした」--。
■「温故知新」
「中国には温故知新という古い言葉がある。無論、過去30年間にわれわれは挫折や試練に遭遇したし、われわれの関係は困難や溝のないものではない。だが、われわれは対抗せねばならないという考え方が、不変であるべきではない」--。
■「最良の使者は若者」
「米国にとって最良の使者、最良のメッセンジャーは、才能に恵まれ、活力に満ち、将来の歴史にもとても楽観的な、みなさんのような若者だ。それは両国と世界に恩恵をもたらすための、われわれの協力の次のステップだ」--。(編集NA)
「人民網日本語版」2009年11月17日