兪正声・上海市共産党委員会書記(中共中央政治局委員)は16日、オバマ米大統領と市内で会談した。
兪書記は「上海は中米関係の歴史において重要な役割を発揮してきた。1972年の上海コミュニケ調印は、両国の国交正常化を意味するものとなった。オバマ大統領の今回の訪問は、必ずや中米間の対話・交流・協力の一層の強化に寄与し、両国関係の発展における新たなスタートとなるだろう」と述べた。
兪書記は上海の経済・社会発展の最新の進展を紹介したうえで、先端製造業、現代的サービス業、エコ経済などの分野で、引き続き米側との協力を強化する意向を表明。「上海は現在、2010年の万博の準備を全力で進めている。米国館は万博パークで最大規模の外国館だ。上海万博によって双方の理解が一層深まることを希望する」と述べた。
オバマ大統領は「中国の改革開放30年余りの成就は、米中双方に利益をもたらした。上海市の急速な発展に深い感銘を受けた。金融、商業貿易、クリーンエネルギー分野で上海との協力を一層強化するとともに、シカゴ、サンフランシスコ両市と上海市との友好都市交流を積極的に進めることを希望する」と述べた。また、上海万博の開催に祝意を表したうえで、「米国は米国館の建設を非常に重視しており、これに積極的に関与していく」と述べた。
「人民網日本語版」2009年11月17日
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兪正声・上海市共産党委員会書記と会談するオバマ大統領 |
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