全国人民代表大会(全人代)常務委員会の呉邦国委員長は13日、中米議会定期交流制度の会合のため訪中した米上院代表団と、人民大会堂で面会した。
呉委員長は「2009年は中米関係にとって重要な1年だった。両国元首は緊密な意思疎通と接触を維持し、21世紀における積極的・協力的・包括的な中米関係の構築に共に努力することについて共通認識を形成するとともに、的確な行動を講じて試練に共同対処する考えで一致した。両国の立法機関の指導者も相互訪問を成功裏に実現し、第1回中米戦略・経済対話も順調に行われた。両国関係は安定した移行と良好な発展を実現した」と述べた。
また「中米関係は世界で最も重要な2国間関係の1つであり、世界に重要な影響を与える。現在、両国関係の発展は新たなチャンスを迎えているが、試練も存在する。両国は戦略的・長期的視点を堅持し、両国関係の大きな方向性をしっかりと捉え、対話・交流・協力を不断に強化し、互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、敏感な問題を適切に処理して、両国関係の持続的で健全な安定した前進を確保すべきだ」と指摘した。
中米議会定期交流制度の米側議長を務めるマレイ上院議員らは「現在の複雑な国際情勢の下、米中関係の重要性や、各分野での米中協力の強化が双方にとって重大な意義を持つことを認識する米議員が次第に増えている。米議会は定期交流制度などのチャンネルを通じて全人代との意思疎通や対話を強化し、米中の相互理解の強化にさらに積極的な影響を発揮することを望んでいる」と表明した。
「人民網日本語版」2010年1月14日
|