「建設計画、インフラ、公共サービスの面で都市と農村の格差を段階的に縮小」
胡錦涛・中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は8日午後、第11期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の天津代表団の審議に参加した。
会場は活発な雰囲気に包まれ、熱気ある討議が行われた。胡総書記は審議に加わり、たびたび発言して代表らと交流した。
張高麗代表、何樹山代表、沈家聡代表は、経済成長パターンの転換の加速、臨海新区の開発・開放の推進、労働者の資質の向上、民生改善などについて意見を述べた。馬傑代表と障ナ中翰代表は、経済・社会発展における自主開発の地位の強化を提言した。胡総書記は各代表の発言の要点を真剣にメモし、「科学的発展の最前線に照準を定め、経済・社会発展の必要にしっかりと沿い、イノベーションの人材を集め、イノベーションの環境を改良し、自主開発能力をさらに高めなければならない」と表明した。
穆祥友代表が600年余りの歴史を持つ回族集住区の旧村改造の過程で起きた大きな変化について説明すると、胡総書記は非常に喜び、興味深げに質問。「都市と農村の一体化の推進においては、建設計画、インフラ、公共サービスの面で都市と農村の格差を段階的に縮小し、農村住民の生活を都市住民と同様に真に改善しなければならない」と強調した。
紡績女工の張暁燕代表が、労働者の募集難を抱えている企業があることに言及すると、胡総書記は情況を詳しく把握。「労働保障当局と労働組合組織が主導的にプラットフォームを築き、結びつけや育成をうまく行い、企業の労働者需要の解決と出稼ぎ農民の就業実現を支援するために良いことを多く行うことを希望する」と述べた。
チン潤成代表が教育発展の質のレベルの向上について意見を述べると、胡総書記は「教育の優先的発展を堅持し、教育への投資を強化し、人々が良好な教育を受ける機会をより良く保障しなければならない」と表明した。
「人民網日本語版」2010年3月9日