中国国務院の温家宝総理は25日、アフガニスタンのカルザイ大統領と会談した。
温総理は「中国とアフガニスタンの経済貿易協力には広大な将来性がある。双方は経済貿易混合委員会の役割を十分に発揮し、綿密な計画を行い、企業の積極性を動員して、両国経済の発展に新たな活力を注ぎ、両国民に幸福をもたらさなければならない」と述べた。
また「テロと麻薬はアフガニスタンと周辺国にとって共通の脅威であり、各国の緊密な協力、共同対応、長期的でたゆまぬ努力が必要だ。アフガニスタンおよび国際社会との意思疎通や協力を強化し、安全で調和ある地域環境を築き、恒久平和と共同発展の実現を促したい」と指摘した。
カルザイ大統領は「中国との善隣友好協力の強化は、アフガニスタンの発展と進歩にとって重大な意義を持つ。農業、経済貿易、投資、鉱産物、インフラ整備、教育などの分野で中国側との交流や協力を拡大していきたい。麻薬取締りや安全保障分野で中国側との協力を強化し、『3つの勢力(分離独立派、宗教過激派、テロリスト)』に打撃を与え、地域の安定と安寧を共同で守り、共同発展を実現したい」と述べた。
「人民網日本語版」2010年3月26日