日本人専門家:釣魚島をめぐる軍事危機に米国の介入も

日本人専門家:釣魚島をめぐる軍事危機に米国の介入も。 とくに注意に値するのは、米国が日本の基地を自由に利用できることで、それを台湾海峡問題に手をはさむ跳躍台と見なしていることである…

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発信時間: 2010-06-04 10:57:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米海軍戦争学院はこのほど日本の軍事専門家・吉原俊井氏(Toshi Yoshihara)の論評を発表した。内容は以下の通り。

資料写真:定期的に釣魚島の上空をパトロールする日本自衛隊のP-3C哨戒機

同じ様に不安にさせるのが、ますます多くの兆しが示すように、中国がすでにその注意力を、世界最大の海軍・空軍基地を数カ所有する日本に振り向けたことだ。中国は一貫して日本が両岸での衝突で扮するかもしれない役柄を憂慮している。

とくに注意に値するのは、米国が日本の基地を自由に利用できることで、それを台湾海峡問題に手をはさむ跳躍台と見なしていることである。過去、日本が米国の軍事作戦を後勤支援していること関し、中国は一貫して沈黙してきた。これに比して、解放軍は最近、ミサイルで台湾を圧制するロジックは同様に米国の駐日前線の存在にも適用されるとの考えを公開の場で明らかにした。中国のミサイル力は米軍駐日前線基地の一部の重要な施設を選択的に破壊した後、日本の海軍基地の米国による使用制限する目的を達成するため、東京に圧力を加えるだろう。米日両国は、米日同盟の将来の対中衝突への準備不足を避けるため、こうした理論の発展に緊密な関心を寄せている。

資料写真:沖縄にある米軍嘉手納基地に進駐する米F-22A戦闘機

現在、中国のアジア地域での基地については、台湾地域が依然として中国大陸が戦略的に考慮する重点となっている。1996年の台湾危機の際、当時の解放軍が、米国が派遣した2隻の空母戦闘隊の行動を監視できなかったことを示す証拠がある。注意すべきは、この96年の危機で、横須賀を基地とする米軍の「インディペンデント」は初めて台湾付近に達した空母であり、これにより中国側は、発生する可能性のある台湾との衝突で、ワシントンが日本に駐留する空母を派遣する可能性は大きいとあると考えた。

さらに南へと進み、南中国海の広大な水域の主権に関する中国の宣言も、この地域に緊張をもたらす可能性がある。こうした地域紛争がエスカレートして比較的大規模な、国際船舶の動きを威嚇する紛争となれば、米国は海軍に命令を下して、これら海上ルートの自由な航行を維持しようとするかも知れない。

また、中国のアナリストも、米国がアジア太平洋地域を自家封鎖して保護する行動に強い不満を示している。米国の海軍力に対する中国の矛盾が日ごとに高まる中、米国の日本での基本的な政策が関心を寄せられる重点となった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月5日

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