イスラエルが人道支援船団を攻撃した事件について、中国外交部の姜瑜報道官は3日午後の定例会見で「中国は国連安保理の議長声明、および国連人権理事会による緊急会合の招集を支持する。中国は決議に賛成票を投じた」と表明した。
姜報道官は「中国はイスラエルに対し、安保理決議をしっかりと履行し、ガザ地区への封鎖を解除し、現地の人道状況を改善するよう促す。また、関係国がパレスチナとイスラエルの平和交渉を真摯に、責任をもって推進し、中東地域の平和・安定を根本から促進するための環境を整えることを希望する」と述べた。
国連安保理は1日未明、同事件に対する「公正かつ信頼性、透明性がある、国際基準に合致した調査」の実施を求める議長声明を発表。人権理事会も同日緊急会合を招集し、国際調査団を派遣する決議を翌2日に採択した。
「人民網日本語版」2010年6月4日