黄海での米韓合同軍事演習 中国は冷静に対応を

黄海での米韓合同軍事演習 中国は冷静に対応を。 すでに日常茶飯事の米韓合同軍事演習だが、これまではすべて朝鮮半島の東部海域である日本海で実施され、作戦半径が中国本土に達する黄海での米空母の武力示威は今まででも非常に珍しいと…

タグ: 空母 米韓合同軍事演習 黄海 哨戒艦 天安

発信時間: 2010-06-08 15:32:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国紙『環球日報』は8日、今月に米国の原子力空母「ジョージワシントン」が黄海に入るかどうかは、ここ数日の中日韓の人たちの懸念であり、すでに日常茶飯事の米韓合同軍事演習だが、これまではすべて朝鮮半島の東部海域である日本海で実施され、作戦半径が中国本土に達する黄海での米空母の武力示威は今まででも非常に珍しいと報道した。

そのため日韓のメディアはここ数日、今回の米韓合同軍事演習は朝鮮を目標としたものだとはしながら、中国の反応を推測している。今のところ空母が出動するかどうかについては米韓両軍で見解が一致しておらず、空母は必ず出動するという韓国側に対して米国の態度はあいまいだ。

今は、中国の訪問を望んだ米国務長官が拒まれ、中米軍もシンガポールで言い争いをしたばかりの微妙な時期。中国人学者の晋林波氏は7日の『環球日報』のインタビューに対して、「哨戒艦(天安)沈没事件は、米軍が黄海に入る口実になり、日韓も米空母が朝鮮半島の西海岸を保護することを期待していることから、中国は冷静に対応しなければならない」と話している。

韓国政府側は1日、横須賀港に停泊する「ジョージワシントン」が合同軍事演習に参加すると公言した。しかし米国軍や在韓米軍はこれに対して何の正式な発表もしていない。米国防総省の2人の職員は4日、「西海(黄海)で空母が軍事演習に参加することはまだ批准されていない」とメディアに語っている。

AP通信は5日、アジアを訪問したゲーツ米国防長官は「米韓の軍事演習は哨戒艦沈没事件に対する国連の決定を待たなければならない」と語ったが、その前に韓国の金泰栄国防相に「米側は韓国が希望する日程と時間に軍事演習に参加する」と表明していたと報道。

韓国のYTNテレビは6日に空母が軍事演習に参加するかどうかという問題で、韓国と米国の態度には微妙な差があるらしく、両国は息があっていないのではないかと疑わさせると報じ、中国が「前庭」としている黄海での大規模な軍事演習は、朝鮮に焦点を合わせたものではなく、中国への武力示威だと理解される可能性があると分析。そして空母が軍事演習に参加するか否かは状況によって変わり、軍事演習のレベルも韓朝関係や外交の変化によって調整されると伝えている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月8日

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