イランのラリジャニ国会議長は17日、国連安全保障理事会の新制裁を受けても、核拡散防止条約(NPT)からは脱退しない方針を表明した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
ラリジャニ議長は同国メフル通信に「イランは西側諸国の反応への怒りからNPTを脱退すべきではない。国際原子力機関(IAEA)は西側諸国の政策によって弱体化されている。イランには、このまま留まってIAEAの地位を強化するか、それともIAEAとNPTを脱退してIAEAに最後の一撃を加えるかの2つの選択肢がある。私は、IAEAとNPTを脱退すべきではないと考えている」と述べた。
「人民網日本語版」2010年6月18日