蒼梧県の村で廃墟を片付けている解放軍兵士や村民を慰問する温総理
小学校の運動場に設けられた避難所で、被災者の林保蘭さんの手を握り慰める温総理。70代の林さんは災害で家族3人を失った。
兵士たちと共に廃墟のレンガを素手で片付ける温総理
増水期に入って以来、中国では広域の豪雨が計14回発生。特に広西チワン族自治区、広東省、福建省、江西省は深刻な水害に見舞われている。100年に1度の大干ばつを経験した広西チワン族自治区は、その被害が完全に治まる前に、深刻な豪雨と洪水に見舞われたのだ。
温家宝総理(中共中央政治局常務委員)は19-20日、広西チワン族自治区の梧州市を訪問。被災状況を視察し、水害対策と被災者救援の第一戦で奮戦する幹部・大衆を慰問するとともに、水害対策会議を召集した。
温総理は「わが国の経済はマクロ調整の予期した方向へ発展し、回復・好転基調はさらに確かなものとなっているが、なお複雑な情勢に直面している。現在、わが国の大部分の地域が増水のピーク期に入っており、水害対策の任務には非常に重いものがある。各級党委員会・政府は全体計画と各方面への配慮を両立させ、綿密な計画を立て、着実に作業し、経済成長達成の手を少しも緩めず、あらゆる手段を講じて水害対策を成し遂げ、年間経済・社会発展目標の達成に努めなければならない」と指摘した。
「人民網日本語版」2010年6月21日