韓国紙「朝鮮日報」は、シリーズ報道「中国が中南米を占領する」の中で、南米における中国と米国の影響力を比較し、資源を確保するために南米大陸に接近する中国の影響力は今、米国を超えていると報じた。
報道では、南米経済が誰に頼るかがその時代の強国であるかを示しすと指摘し、100年前にチリにとって1番の輸出先はイギリス帝国で、2番目は強国になったばかりの若い米国だったが、今のチリの1番の輸出先は中国で、ブラジルもペルーもそうだと説明し、中国はすでにパナマ運河港の運営権を受け取り、米国の自尊心を占領したとしている。
このシリーズ報道は韓国国内に強い反響を巻き起こした。ネットでは「ずっと中国が滅びるのを期待しているが、中国はますます豊かになっている。南米はなぜ中国と親しくしているのか」と書き込む人もいるほどだ。
長期にわたり韓国に滞在している中国人学者は、22日にメディアの取材に対し、「韓国の保守勢力の発言者として、『朝鮮日報』の関連報道は、韓国が中国の台頭を警戒していることを示しており、世界での競争で韓国が中国に遅れを取っている焦りややるせなさを示している」と答えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月23日