中共中央対外宣伝弁公室はこのほど、中央紀律検査委員会、中央組織部、中央宣伝部など中共中央11部門の報道官が30日、国内外の記者と合同会見すると発表した。中国共産党は間もなく結党89周年記念日を迎える。中央部門の報道官による初の合同会見について世論は「党務の公開・透明性というイメージを中共が積極的に作っていることを外部に明らかにするもの」「中共中央部門は次第に舞台裏から表舞台へと移っており、現代的な広報活動に対する意識の高まりがさらに明らかになった」と考えている。「中国新聞網」が伝えた。
中国共産党第17期中央委員会第4回全体会議は「党委員会報道官制度を整備し、党の機関紙・刊行物・ウェブサイトをしっかりと運営する」よう明確に指示。王晨・国務院新聞弁公室主任は昨年12月29日のブリーフィングで「党委員会報道官制度の整備は、2010年度の報道発表制度整備および報道発表事業における重要な任務であり、2010年度の報道発表事業の目玉でもある」と指摘した。同ブリーフィングでは中央紀律検査委員会、中央統一戦線工作部、中央対外連絡部、中央台湾工作弁公室、中央文献研究室の報道官名簿と電話連絡先も発表された。
今年に入り、中央各部門の報道官が続々と登場している。2月末には中央宣伝部の報道官がメディアに初登場し、注目を集めた。その後、報道官2人の氏名と資料が正式に発表された。5月には中共中央対外宣伝弁公室と国務院新聞弁公室の報道官2人が決定した。6月28日には中央組織部のブリーフィングで、同部の報道官が初仕事をした。
中共中央には26の直属機関があり、現在11部門が報道官を置いている。
「人民網日本語版」2010年6月30日