今回のワールドカップ(W杯)で、日韓両チームは2002年の栄光を繰り返し、仲良くともにベスト16入りを果たした。ところが、次回のW杯でアジアの出場枠を減らすという動向に変化はないようだ。ブラッター現国際サッカー連盟(FIFA)会長とハマン・アジアサッカー連盟(AFC)会長の間の次期会長争いで、アジア勢は最大の犠牲者となっている。
ベスト8決定戦でウルグアイに負けた韓国チーム
ベスト8決定戦が始まる前、南アフリカで、アジアの2チームはともに敗退し、ガーナは望みどおりベスト8入りするといううわさが飛び交っていた。結果は案の定、日韓両チームとも敗退した。
日韓両チームの試合で、場外からの影響はそれほどなかったが、程度の差こそあれ審判はえこひいきしていた。両チームの敗退後、アジア勢はガーナのパフォーマンスを見るしかなくなった。ベスト4決定戦の相手はそれほど実力が強くないため、真の実力を発揮できれば、アフリカ勢は初のW杯ベスト4入りを果たすかもしれない。