米ロ「スパイ」事件で、赤毛の美人スパイ・チャップマン容疑者ほど人々の注目を集めている人物はいないだろう。報道によると、チャップマン容疑者と4年間生活していた英国籍の前夫アレックスさんのもとに、逮捕の数週間前にチャップマン容疑者から、家庭を棄てて仕事を選んだことを後悔する内容の電子メールが送られてきたという。「広州日報」が伝えた。
チャップマン容疑者は他の8人の容疑者とともに保釈申請を却下された後、米連邦捜査局(FBI)に陥れられたとして弁護士を通じて上訴する意向を示している。
チャップマン容疑者は担当弁護士に、ロシア領事館職員を装ったFBIの捜査員から偽造パスポートを別の女スパイに渡すよう指示されたと話している。チャップマン容疑者は翌日、父親に連絡。父親はチャップマン容疑者に、これが偽造パスポートであることを伝え、警察に渡すよう指示した。父親の言葉に従った結果、チャップマン容疑者は逮捕されたのだという。
検察側は、チャップマンと男との電話を捜査員が盗聴したとしている。相手の男はチャップマン容疑者に話を作り上げ、恐喝されたふりをして、米国を離れるよう提言したという。弁護士は、電話の相手は父親で、父親は大使館の下級職員にすぎず、ロシアの特殊要員ではないとしている。
「人民網日本語版」2010年7月5日