温家宝総理は5日、インド首相特使であるメノン国家安全顧問と中南海紫光閣で会談した。
温総理は「60年間の発展を経て、中印関係は日増しに成熟し、政治的相互信頼は不断に深まり、各分野の協力は長足の進展を遂げてきた。世界金融危機・気候変動対策など重大な問題において、両国は重要な共通認識を形成し、良好な協調・協力を維持している。隣国、そして人口の最も多い発展途上の大国である中印は、厚い歴史・文化的つながりのみならず、広範な利益を共有している。健全で安定した活力に富む中印関係は、両国、アジア、さらには世界に対して計り知れぬ意義を持つ。中国はインドを重要な戦略的協力パートナーと見なしている。インド側と共に、ハイレベル交流を継続し、互いの核心的利益や重大な関心事に配慮し、対話と協力を全面的に強化し、両国民に幸福をもたらし、世界の平和と共同繁栄を促進していきたい」と表明した。
メノン国家安全顧問は「シン首相はインドにとって中国は偉大で友好的な隣人であり、印中関係は最も重要な2国間関係の1つだと考えている。近年来、印中両国は共に大きな発展を遂げた。両国は戦略的協力パートナーシップを構築し、相互信頼を一層強化し、協力深化の良い基礎を固めた。世界は現在、重要な発展期にある。印中はさらに大きな役割を発揮すべきだ。中国側と共に計画を定め、手を携えて進み、両国関係の発展に新たな局面を切り開きたい」と述べた。
「人民網日本語版」2010年7月6日