米国のバイデン副大統領は9日、米国がロシアのスパイ10人と交換に米国のスパイ4人を取り戻したことについて「損ではない」とコメントしている。
バイデン副大統領は同日、米国NBCの番組「ザ・トゥナイトショー」に出演。司会のジェイ・レノ氏は同日のスパイ交換について「これは(数字から見れば)不公平なのでは」と疑問を投げかけた。
これに対して副大統領は「取り戻した4人は優秀な人材。引き渡した10人はというと、米国に来てからかなり経つが、何も手にしていない」と答えた。
レノ氏は続いて「美人スパイ」のアンナ・チャップマン容疑者の写真を出して「米国にもこんな刺激的なスパイがいますか」と訊ねたところ、副大統領はしゃれっ気を見せ、「言っておくが、彼女を帰国させたのは私の意志ではないよ」と答えたという。
副大統領はまた続けて、元々自分は保守派のテレビ番組司会者、ラッシュ・リンボー氏をロシアに送ろうと提案したのだが、採用されなかったとジョークを飛ばした。