外交部の姜瑜・報道官は5日の定例記者会見で「中国は従来から軍需品輸出に慎重で責任を負う姿勢をとっており、リビアに軍需品を輸出していない」と明言した。
姜報道官は次のように説明した。7月、カダフィ政権が中国政府部門の目をくぐって関係者を中国に派遣し、中国企業関係者と接触したことを中国の関係部門は確認している。中国企業はリビア側と軍需品輸出契約を結んでおらず、リビア側に軍需品を輸出していない。
さらに「中国政府は従来から国連安保理決議1970と1073を厳格に守っている。決議1970が採択されてから、中国企業は直接的にも間接的にもリビアに軍需品を輸出していない」と述べた。
また「我々は中国が担っている国際的義務と国内法に基づいて、すべての軍需品輸出を厳しく管理している。いかなる軍需品輸出も、中国政府部門の厳しい審査を受けなければならないことになっている」と説明した。
「新華網日本語」より2011年9月6日