戴秉国国務委員は21日、「ミュンヘン安全保障会議」第3回コアグループ会合の外国側出席者と北京・中南海で面会し、「アジア太平洋地域の現状とこれまでに蓄積した貴重な経験に立って、十分に協調し、域内各国の意見を聞き、みなの受け入れやすさに配慮しなければならない」と指摘。国際情勢の変化に対する見解と中国の平和的発展路線について説明した上で、アジア太平洋問題について以下の4点を指摘した。
(1)21世紀はふるさと地球の平和・発展・協力の世紀であるべきだ。この惑星の重要な構成部分であるアジア太平洋地域も、21世紀は平和・発展・協力の世紀であるべきだ。
(2)アジア太平洋地域の太平を維持すべきだ。みなが平和・安定・繁栄の守護者、促進者となり、互いに尊重し合い、対等に接し合い、調和のとれた付き合いをし、共に発展すべきだ。
(3)アジア太平洋地域は多くの面で他の地域と異なる。アジア太平洋地域で何を行い、何を行わないか、どのように行うか、いつ行うか等々、いずれもアジア太平洋地域の現状とこれまでに蓄積した貴重な経験に立って、十分に協調し、域内各国の意見を聞き、みなの受け入れやすさに配慮しなければならない。
(4)アジア太平洋の大家族の一員として、われわれはアジア地域の貴重なプラス局面をとても大切にしている。中国は確固不動として他のアジア諸国と共に、アジアの平和・安定・繁栄の維持と促進のために、たゆまぬ努力を継続する。
「人民網日本語版」2011年11月22日