米紙:中国が独自のGPS開発、米海軍を阻止する新戦略

米紙:中国が独自のGPS開発、米海軍を阻止する新戦略。

タグ: 北斗,GPS

発信時間: 2011-12-29 16:20:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、中国の衛星測位システム「北斗」は、世間が思う米国の全地球測位システム(GPS)のように正確ではないとする文章を公式サイトに掲載した。一方、エリック・ハット氏とマシュー・ダーニン氏は、米「ジャーナル・オブ・ストラテジック・スタディーズ」誌10月号で、「2009年から衛星を打ち上げている中国は同分野で大きな発展を遂げている」との見解を示している。

「中国の『北斗』が連続的な位置確認をできるようになるまでには、まだ時間がかかる。その地域が海上だけであってもだ。しかし、静止した目標物に対しては頻繁かつ信頼できる観測が可能で、少なくとも海上での識別、追跡、艦船攻撃の基礎能力を備えている。」と両氏は見ている。

単に能力面だけを見れば、宇宙の偵察システムの助けもあり、中国の能力は高まり、進入してくる空母を防御するだけでなく、軍事力を投じることもできるようになっている。

「北斗」は中国軍側にGPSに取って代わる新たな選択肢を与えただろう。GPSはペンタゴンが開発し、今も米政府が管理する。理論的に言えば、衝突発生時に米国は他国のGPS接続を禁止、拒否できる。米国は過去にそれを行ったことはないと主張しているが。

軍事専門家は、「北斗」は米海軍が衝突に干渉し中国沿海区域に進入しようとするのを拒絶、阻止するための中国の15年間にわたる努力の一環と見ている。また同システムはその他の衛星、無人機および関連技術と同時に使用でき、米艦船の追跡、自国の潜水艇やその他の船舶の位置確認を補助するだけでなく、対艦弾道ミサイルの目標物への攻撃も誘導する。

さらに、「北斗」の登場により、中国は領土争いのある隣国に対する戦術でも有利となる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月29日

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