南中国海問題、今年は更に複雑に 日比越の思惑

南中国海問題、今年は更に複雑に 日比越の思惑。 南中国海問題の専門家で厦門(アモイ)大学南洋研究院教授の李金明氏は、去年の南中国海問題の発展状況からみて、今年は問題がさらに複雑化するだろうと述べた。日本が同問題に介入するのは、(1)中東から輸入する原油の輸送ルートの安全確保…

タグ: 南中国海 日本 米国 資源 ガス

発信時間: 2012-01-02 09:27:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇日本の思惑:釣魚島交渉の切り札を増やす

日本が同問題に介入するのは、(1)中東から輸入する原油の輸送ルートの安全確保 (2)中国をけん制、中国に対抗し、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題で中国との交渉の切り札を増やし、国際社会において中国に不利な世論や圧力を作り出す (3)ベトナムやフィリピンなど東南アジア諸国と共に、南中国海領有権問題、航行の安全と自由を確保する協力機構を構築し、中国の南中国海地域における活動を抑制する――といったいくつかの動機がある。

一方、米国は「南中国海の航行の自由を守る」ことを口実にしているが、実際の目的は、南中国海問題を国際化させ、東アジアにおける主導的地域を維持して中国をけん制すると同時に、東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係を改善し、アジアに復帰する準備を整えることにある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月2日

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