香港紙:2012 年の中国外交 周辺国と「安定の弧」構築へ

香港紙:2012 年の中国外交 周辺国と「安定の弧」構築へ。

タグ: 温家宝,中国,外交,韓国,ミャンマー

発信時間: 2012-01-09 16:54:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1月5日午後、温家宝総理は北京の中南海紫光閣でパキスタンのキアニ陸軍参謀総長(左一番目)と会見した。

新しい年を迎え、中国の「外交舞台劇」も鳴り物入りで幕を開けた。北の朝鮮半島から、西のインド洋沿岸のミャンマー、パキスタン、そして南中国海諸国も含め、中国外交は周辺諸国との「安定の弧」構築に努めている。

温家宝総理と中国人民解放軍の馬暁天副総参謀長はそれぞれ、5日、北京でパキスタンのキアニ陸軍参謀総長と会談を行った。中国にとって、パキスタンとの「全天候型」戦略的パートナーシップは半世紀以上にわたる国際情勢変化の試練に耐えた、隣国関係の手本といえる関係である。中国とパキスタンの政治関係における最大の注目点は両軍交流・協力の制度化、常態化にあり、両国の軍事交流は既にかなり高いレベルまで進展している。軍の関係が両国関係の最高の表現形式であることは言うまでもない。中国とパキスタンが新年も引き続き二国間関係を高めていくことは疑いない。

◇ 韓国大統領の訪中が憶測を払拭

韓国のイ・ミョンバク(李明博)大統領が今月9日-11日、国賓として中国を訪問する。新年初めの今回の訪中は、世論の様々な憶測をようやく払拭することになるだろう。李大統領の中国訪問は、中国と韓国が朝鮮半島の平和と安定などの重要問題についてハイレベルな対話・協議を継続して行うことを意味している。また、最近の多くの外交活動からも、中米韓日露など関係各国が朝鮮半島の安定実現に努力していることがわかる。

◇ 国営メディア:ミャンマー問題における中国の立場に私利はない

一つの問題から中国外交の全貌を推し量ることも可能だ。今年の中国外交は依然として安定と平和に重点が置かれている。5日付けの中国共産党機関紙「人民日報」は「ミャンマー問題における中国の立場に私利はない」と題する評論を掲載した。評論は中国は友好的隣国としてミャンマーとの関係を強く重視し、ミャンマーが米国など西側諸国と接触することを歓迎、ミャンマー問題における中国の立場は建設的かつ責任あるもので、私利などはないことを強調している。

新しい年を展望したとき、「周辺国との外交関係」が中国の外交全体の中で優先順位を大きく上げている。「大国、周辺、発展途上国、多国間」という外交優先順位において、「周辺」外交がほとんどの「大国」すべてを網羅しており、「周辺」外交と「大国」外交が今日のように密接に関係し融合したことは、過去において一度もなかったからだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月9日

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