資料写真:改修中の中国空母ワリャーグ
全国政協委員、中国軍事科学院世界軍事研究部元副部長の羅援少将は、第11期全国政協第5回会議の開幕式の後、中国新聞社の取材に応じ、中国が将来何隻の空母を建造するかは国防の需要と経済力で決まると語った。
羅援氏は、「中国の空母は試験航行の段階にあり、その正式な服役時期は試験航行の結果次第だ。将来何隻の空母を建造するかは、国防の需要と中国の経済力で決まり、必要であれば数隻を建造する可能性もある」と述べた。
数隻の空母を建造すれば、国際社会でさらなる「中国脅威論」が引き起こると懸念されることについて、羅援氏は「米国は11隻も空母を持っているが、米国脅威論はない。中国の空母は訓練と実験を行うためで、試験航行の段階に入ったばかりである。脅威になるとはとても言いがたい」との見解を示した。
中国初の空母は2011年8月10日に初の試験航行を行った。この空母はクズネツォフ級空母の2番艦で、1985年に建造が始まったが、ソ連の解体により建造は中断。2002年3月、ワリャーグが中国大連に到着した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月6日